占い師は個人事業主
基本的に占い師は個人事業主です。
占い師のプロダクションや占い館に所属する場合でも、そこの社員になるというより、業務提携を結ぶというパターンがほとんどです。
確定申告など、税務関係もきちっとする必要があります。
こういうことを怠って脱税と騒がれることが業界全体のマイナスイメージに繋がっています。
占い師のお仕事あれこれ
・鑑定業務
・占術講師
・占いライター
・タレント占い師
・書籍出版
占いに関わる業務も様々です。
多くの場合、鑑定業務からスタートして、そこから講師業、ライター等、複数の収入源を持つパターンになります。
最終的な目標を掲げて、逆算して達成ルートを行くもよし、鑑定業務をしながら自分の得意分野を見つけるもよし、もちろん生涯鑑定一筋でもいいでしょう。
占術を決める
占い師になるにあたって必要なスキルは、まず『占いができること』。
一般的には命・卜・相から一つずつできるようにするのが理想的と言われていますが、まずは「私は○○のプロです!」と言える占術を一つ持ちましょう。
よく「占い師になるなら心理学も必要ですよね?」とか「カウンセリングも勉強した方がいいですよね?」という質問があるのですが、なりたいのは心理学者ですか?カウンセラーですか?
まして、ヒーリングだのセラピーだのと、よくわからないメニューを増やしているのを見ると、占い師として自信がないのか腕が悪いのかと怪しまれてしまいます。
占いのスキルもままならないうちから余計なことに時間や予算を使わないでください。
そうやって中途半端で何者にもなれない占い師をたくさん見てきました。
いろんな占いを齧っただけでできることにしてしまっている占い師と、不器用でも一つの占術を真面目に勉強している占い師と、どちらが信用に値するか?考えてみましょう。
基本的には自分が好きだと思う占術でいいのですが、参考までに、今後占術を増やすのであれば、西洋系か東洋系かで統一した方が一貫性のあるイメージになりますし、知識としても共通している部分があるため習得がたやすいと言えます。
占い師に必要なスキル
①占いができる…最低限必要なスキルです。これができなければ占い師とは言えないでしょう。
②理解力…相手が言わんとしていることを理解する力。当たり前でしょと思うかもしれませんが、意外と的外れな回答をする人は多いです。
③共感力…悩みに大きいも小さいもありません。自分の価値観で否定するのではなく、クライアントのこれまでの努力、苦労を労う優しさを持つこと。
④分析力…対面や電話はもちろん、メールであっても感情が入ってしまい、まとまりのない思いをぶつけられることもあります。占い師側が冷静に分析しながら質問をまとめて落ち着かせてあげましょう。
⑤問題解決能力…クライアントが問題解決を望んでいる場合に有効です。ただ話を聞いて欲しいだけ、という場合もありますので、ニーズによってはなくてもよいスキルです。
⑥コミュニケーションスキル…自分とクライアントではコミュニケーションのスタイルが違うことがあります。相手にわかりやすい、納得しやすいコミュニケーションを探りましょう。
①②は基本、⑥は上級テクニックになります。④と⑤については自分の得意な方に絞ることで、集客がしやすくなります。
スキル以外に占い師に必要な要素
要素・・・適切な使い方をした場合の印象 ↔ 過剰・やりすぎた場合にどう影響するか
・専門性・・・専門的な知識がある ↔ うんちくが多いと思われる
・協力性・・・クライアントに対して協力的である ↔ 軸がないと思われる
・信頼性・・・嘘をつかない、裏切らない ↔ 依存される
・説得力・・・矛盾点がない ↔ 言いくるめられた感じに捉えられる
・共感性・・・理解してくれる ↔ わかったフリをされていると思われる
・知性・・・バカっぽくない ↔ バカだと思われている
・優位性・・・尊敬の対象となる ↔ 言いなりにされそうと思われる
・親しさ・・・敷居が低い ↔ お金を払う価値がないと思われる
・父性・・・頼りになる、導いてくれる ↔ 強引だと思われる
・母性・・・寄り添ってくれる、包み込んでくれる ↔ 口うるさいと思われる
・自信・・・頼れそう ↔ 押しつけがましいと思われる
・神秘性・・・未知なるものへのあこがれ ↔ 胡散臭いと思われる
言動、視覚的な部分でクライアントに訴える部分として使う
自分に既に備わっている場合もあるので、それを活かす
不足しているなら補うか路線を変える